ブラック企業だと分かったら、躊躇なく逃げ出すようにしてください

過労死・ブラック企業多事総論

過労死・ブラック企業の口コミ・経験談・アドバイス0008ブラック企業とは、結局人間を人間として見ているか否かだと思うのです。
例えば、ぞんざいな扱いをすれば当然人は嫌がります。人格を否定するような暴言を吐いたり、暴力を振るうなどすれば大半人間は嫌気をさすようになるでしょう。そしてごく普通の生活を送り、ごく普通の感性であれば、こうした言動がどのような結果を招くのかということぐらい簡単に分かると思います。しかし、ブラック企業にはそのような配慮は一切ないのです。人間を人間として見ていれば、このようなパワハラのような言動はしませんし、しようとも思わないでしょう。それが無い時点で、やはりどこかが歪んでいるのです。
また週休や睡眠時間もろくに取らせないような勤務形態にしているブラック企業もあるでしょう。人間の集中力には限界があり、長時間働き続けてもパフォーマンスは落ちていくものです。合理的に考えれば、そのような理由がある以上長時間労働は無意味であると割り切ることが出来るはずなのですが。これもブラック企業にはありません。とにかく頭数を揃え、長時間労働をさせることで何とか経営を保っているのです。もちろんその労働に対する対価は存在しません。長時間労働で正当な対価が支払われていれば、それはブラック企業ではなくて激務な企業に過ぎません。もっとも、そのような企業であっても長時間労働は正当化できませんし、人を増やして労働時間の分散をするべきなのでしょうが。
こうした考え方や勤務形態は、残念ながら零細企業に多いように思います。零細企業は社員数が非常に限られており、場合によっては片手で足りるほどの人数しかいない場合があるでしょう。そのような場合、どうしても一人あたりの業務量は超過しがちになってしまい、前述のような勤務形態になってしまうのです。
また零細企業は社長がワンマンのケースも散見され、そのような社長のもとで働く場合は苛烈なパワハラが繰り広げられることも覚悟しなければなりません。社長として企業を運営し続けていく能力は、やがて自信となり、そして自分自身を過信させていくのです。誰かにアドバイスを言われても聴く耳を持たない社長もおり、そのような場合は「自分は出来るのに何で君たちは出来ないのだ」という考えのもとに無理難題を押し付けてくるわけですね。ここで他人のアドバイスを聞いてもらえれば良いのですが、零細企業の社長は君主であり神様でもあります。殆どは馬の耳に念仏状態となってしまうことでしょう。こうした状況が進めば、やがては人格否定の発現に繋がったり、もしくは直接暴力に訴えるということにもなるわけです。
零細企業は、社長が上司にもなってしまいます。通常であれば自分の盾となってくれるはずの上司が直接そのような横暴な手段に打って出られたら、もうそこに逃げ場はありませんよね。だからこそ、追い詰められた末に精神を病んでしまう人が出てきてしまうと思うのです。
もちろん素晴らしい人格を持った社長もいるでしょうし、働きやすい環境が整えられている零細企業もあるでしょう。しかし、感覚的にそうではない企業の割合が多いのも零細企業になります。自分の会社はブラック企業ではないと思っている社長もおられるでしょうから、願うことならば働きやすい環境を整えるべきセミナーへ出席するなり、本を読むなりしてほしいですよね。人間は一人ひとり人格を持った存在でありますし、嫌なことをされれば気持ちが病んでしまうのですから。人を上手く扱えるようになれば、零細企業からも脱出することが出来るかもしれませんのに、何だか非常に勿体ない話だと思いますね。
もしもこのようなブラック企業につかまってしまったのなら、躊躇することなく転職をすることをおすすめしますね。日本には大小合わせても200万社ほどの法人があります。今働いているブラック企業はその中の一つに過ぎず、外部を見渡せばまだまだ多くの企業が門戸を広げて待っているのです。ハッキリ言って、特定の人物がいなくなったからといって急にその会社の屋台骨が折れるということはありません。折れてしまうのであれば、その会社は早晩そのようになっていたわけです。むしろ、自分自身が抜けることでその企業の屋台骨が揺らぐのであれば、それはあなた自身のスキルが優れているということの証左でもありますからね。自信を持っても良いのではないかと思いますよ。
間違ってもブラック企業に尽くしてはいけませんし、そうであると分かったらすぐに逃げるようにしましょう。そのようにして人が抜けていけば、さすがのブラック企業も維持し続けられる見込みはありません。そんなところに尽くして過労死なんてことにでもなれば、死んでも死にきれませんよ。逃げることは悪ではありません。ブラック企業ならばなおさらです。もしも私なら、躊躇なく逃げ出すでしょうね。それが自分のためになりますし、労働環境の改善ともなれば私の後に入ってくるであろう人たちのためにもなりますからね。
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